2022年6月某日。名古屋で開催されていたミロ展へ行ってきました。

行くことになった経緯は、中学の息子が学校でこちらの割引引換券をもらってきて「行きたい!」と懇願されたから。つまりは私はアッシー(足になるという意味)。私はミーハーなので有名な画家さんならちょっと観てみたいという思いも少しありました。

場所は愛知県美術館。名古屋「栄」にあるオアシス21のすぐ横の愛知芸術文化センターの8階と10階にある美術館です。

心配性の私はいつも到着予定よりも早めに家を出るのですが、この日も栄なので絶対に混むに違いないと思い早めに出発したら、意外にも道が空いていて美術館が開場するかなり前に到着しました。せっかくなのでオアシス21をぶらぶらすることにしました。

中2の厨二病の息子は、当然に母親と共に行動するのは恥ずかしいらしく常に数m距離をとりながら歩きます。それでも、名古屋へ来るのはあまり慣れていないので見失わない程度の距離感は保っていました。こうやって少しずつ子離れ親離れしていくんだな、、と嬉しくもあり寂しくもありそんな感じがしました。
そうこうしているうちに、時間になったので10階の会場まで行ってみると、、、すでに長蛇の列ができていました。さすがミロ展。さっそくチケット売り場でチケットを購入。

長蛇の列の最後尾に並んだとたんに開場。スムーズに中に入ることができました。


写真撮影禁止だろうな、、と思いながら鑑賞していたら、な、なんと撮影とSNS掲載OKな絵画を発見!!全部で3つの絵画を撮影することができました。


素晴らしい絵なのに素人撮影で素晴らしさが伝わらず申し訳ないのですが、、実物はかなり大きなもので迫力がありました。
ジョアン・ミロは日本にとても興味があったらしく2度来日しているそうです。1枚目の絵の背後には日本の浮世絵を模写していました。ミロの服もどことなく日本の雰囲気が漂っているように感じました。
この3つの絵を見てもお分かりのように、作風がどんどん変わっていっています。これは人生で生きていく過程で様々なものに影響しながら、自分も変化していっている様子が絵画にも現れているんだなという風に感じました。
息子の話になりますが、親の私が言うのもなんですが絵が上手です。小学生になってからよく賞もとっていました。ですので、その才能を活かすことができたら良いなという親のエゴで小学校3年生くらいの時に絵画教室に行かせた事がありました。
ところが、絵画教室に行くと絵が全然書けなくなるのです。教室が合わないのかな?と思い別の絵画教室へも通わせてみたところ、やっぱり絵が描けなくなくてしまいました。当然ながら学校での賞もとれなくなっていました。
このままでは絵を描くことが嫌いになってしまうと思い、絵画教室へ通わせること自体やめることにしました。息子本人も最初は意気揚々と通っていましたが、最後の方は絵画教室に行かないで済むと安堵の表情をしていたのを覚えています。さらに絵画教室へ行かなくなるようになると、また賞をとるようになりました。
なんというか芸術というものは、テクニックからは何も生み出されないんだなということを、このミロ展と息子の絵画教室挫折経験を思い出しながら感じました。
座学よりも実体験。今まさに私が問われている課題だなとこの記事を書きながら再び思い出しました。
最後にミロ展での収穫物。

全部息子チョイス&息子のもの笑。ぶっちゃけ結構な額のお買い物でしたが、純粋に欲しいと思うものは買ってあげるようにしています。「本当に望むものは手に入る」という無意識への回路を子供のうちからしっかりと通しておくという魂胆もありつつ(実際はどうかわかりませんが笑)。しっかりと大切に使っているようです。
さてさてミロ展の鑑賞も終え、せっかく名古屋へ来たのですから前々から気になっていたあるところへこの後行ってきました。
続きは次回。
ではまた。