ガサガサ

日記&思ふこと

注文した板タブレットが早速届いたので、ペンで絵を描いてみました。

上記の画像の絵です。魚の絵は「えんぴつ素材」さんからお借りしたもので、タモ網は私が描きました。絵はデジタルノートアプリの「Microsoft OneNote」を使って描いてみました。

このOneNote、なかなかに使い勝手が良さそうなので色々使ってみたいと思います。

さて、そんなことはさておき、今日はガサガサしに行ったお話です。「ガサガサ」とは、水辺の水生生物をタモ網ですくうことを言うそうです。みなさんご存知ですか?私は知りませんでした。

どうしてガサガサをしに行くことになったかというと、、、

私は、小学生の息子の登校に毎朝付き添いしているのですが、登校は町内の通学班ですることになっているので、その通学班の登校見守りも私が必然的にやっている感じになっています。

その通学班は10数人の子供たちがいるのですが、その中に四年生の生き物に詳しい男の子がいます。その男の子はげんちゃん(仮)というのですが、よく近くの農業用水路に魚を取りにいくのを前々から知っていました。

とある朝、げんちゃんにとある質問をしてみました。

私「ねぇ、げんちゃん。用水路で死んだカメ見たことない?」

げんちゃん「うーん、ないな。生きてるやつなら沢山いるけど、死んでるやつはないな。なんで?」

私「ちょっとね、お友達で欲しいていう人がいてね。じゃあさ、その生きてるカメってどれくらいの大きさ?」

げんちゃん「結構、大きいやついるよ。なんなら今日見にいく?」

げんちゃんは魚を取りに行くのが大好きなので、そのきっかけを常にさがしている様子でした。そこで私がそんな話をしたもんだから、行けるチャンスができたと言わんばかりに私を誘ってきたのでした。

げんちゃん「最近、(中1の)お兄ちゃんが忙しくて行けてないんだよね。俺一人じゃお母さんダメって言うし。おばさんとだったらたぶんいいって言うから、今日学校終わったら一緒に見にいこう。」

そんなこんなで、私はげんちゃんと2人で用水路にカメを探しに行くことになったのです。

げんちゃんのお家には、げんちゃんの祖父母も一緒に住んでいて、その祖母(おばさん)と私は時々道で会うとお話するくらいの顔見知り。夕方、げんちゃんの家に自転車で迎えに行き、外で畑仕事をしていたおばさんに事情を簡単に説明すると快くOKが出たので、早速げんちゃんとカメ探しへ出かけることになりました。

うちの町内は田んぼがたくさんあって、用水路がいたるところにあります。なので、魚を取るポイントもいくつかあって、その中でもカメがいそうなポイントをいくつか案内してもらいました。

げんちゃんはタモ網を2本持ちながキックボードで移動。私はカメを入れるようのバケツを自転車のカゴに入れ、げんちゃんの後ろを着いて行きました。

何箇所かポイントを回ったのですが、この日にかぎってカメを見かけることはありませんでした。

げんちゃん「今日はいないな、、、」

私「ポイントはわかったから、また別の日に行ってみるよ。ありがとう」

すると、げんちゃんが急に足を止め用水路の中を凝視しはじめました。

私「カメ?いた?」

げんちゃん「ちょっと珍しい魚いた!」

そう言って、キックボードを置いて用水路を覗きに行きました。

私も自転車を置いて、同じように覗きに行くと、綺麗な色の鱗の魚が一匹泳いでいました。

げんちゃん「おばさん、ちょっとその辺をこのアミでガサガサしてくれない?」

私「ガサガサ?ガサガサって何?」

げんちゃん「こうやって水の中の土のところをガサガサするの。」

私「わかった、やってみる」

げんちゃん「そうすると、魚がこっちに来るから。」

ガサガサ、ガサガサ、、、

私「どう?魚いった?」

げんちゃん「うーん、賢いしすばしっこい魚だ。見失った、、、あっいた!も一回ガサガサして!」

こうして2人で目を凝らしながら用水路を見てはガサガサする。を、何度かくり返したのですが、結局その綺麗な鱗の魚は捕まえられませんでした。

けど、なんというか、その一連の作業がなんだかよくわからないんだけど楽しくて楽しくて。

夢中でやっていたら、あっという間に時間が過ぎて日も陰ってきました。

私「もうそろそろ帰ろっか。お母さんも心配するといけないし。」

げんちゃん「そうだね。カメいなかったね。また探しに行く時は誘って。」

そう言って、家路に向かうことにしました。

その途中での会話。

げんちゃん「生き物と触れ合うって楽しいでしょ?」

私「そうだね。楽しかったね。」

まさか、ここで諭されるとは!!なんだかこの不思議なシュチュエーションが、子供の頃にタイムスリップしたように感じました。

それから後日、ひとりでカメ採りにいくのもあれだなーと思っていたら、げんちゃんがお兄さんと一緒にカメを捕まえてうちまで持ってきてくれました。

そのカメの記事はこちら

うちの子たちは生き物が苦手で、うちの子たちとガサガサへ行くことはないと思うので、このガサガサ体験はもうこれっきりかもしれません。

予想外の展開でしたが、とっても良い経験ができたと思います。

人生何が起こるかわかりませんね(笑)

楽しい1日でした。

ではまた。